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ジャニーズとハロー!プロジェクト ~ハマると一直線!“兼ヲタ”の世界~第5回




滝沢秀明(タッキー)が引退を発表し、注目を集めたジャニーズ。
モーニング娘。が今年20周年を迎え、新グループの結成も話題のハロー!プロジェクト。

今、追っていて面白い、このふたつの芸能事務所は「兼ヲタ」が多いといわれます。

2018/7刊行の『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』の刊行記念!

ジャニーズウォッチャーであり、ハロー!プロジェクトの現場にも頻繁に足を運ぶ、田幸和歌子さんと、モーニング娘。のリーダーだった道重さゆみの軌跡に迫った『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)を出版したハロトラ店長さんの対談が実現!!

担当(推し)への愛が駄々洩れの、異色対談!!
(毎週金曜日配信予定)

目次

第1回   「剛健」=「まーどぅ」は、ジャニーズにハマる導火線?(2018/10/05配信)
第2回   3年前のJUMP、今のJUMP(2018/10/05配信)
第3回   “うれしい誤算”がグループを飛躍させる(2018/10/12配信)
第4回   ジャニヲタとハロヲタはアイドルの見方が似ている?(2018/10/12配信)
第5回   “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力(2018/10/19配信)
第6回   ジャニー喜多川のクリエイティビティ(2018/10/19配信予定)
第7回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題1(2018/10/26配信予定)   
第8回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題2(2018/10/26配信予定)
第9回    メンバーを入れ替えて継続させるのか問題(2018/10/26配信予定)
第10回  現場の話(2018/11/02配信予定)
第11回 「(ハロプロの)全体がボヤッと好きなんです」(ハロトラ店長)
    「ジャニーさんが一番熱量を注いでいるところって、やっぱり見ていて面白いんですよ。そこについて行こうと」(田幸)(2018/11/02配信予定)

(プロフィール)
田幸和歌子
ジャニーズウォッチャー/ドラマ評論家。ネット・紙媒体問わず、ジャニーズ関連の記事を数多く執筆している。著者に『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』(アールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。サンデー毎日(8-19-26 夏季合併合)にて、Hey!Say!JUMPへ念願のインタビュー。いい子たちであることを再認識し、さらに応援に力が入る。

ハロトラ店長
プラチナ期のモーニング娘。のパフォーマンスに衝撃を受けて2011年よりハロプロファンに。2013年にはファンが集まれるお店『ハロー!トライブ』(https://www.hellotribe.jp)を秋葉原に開店。マツコ・デラックスや松岡茉優の出演したテレビ番組でたびたび紹介され、今や全国からハロプロファンが集まるBARのオーナー。著書に『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)。IT企業社長の顔も持つ。

 


  

第5回 “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力
(2018/10/19配信)

 

ハロトラ店長 48系や坂道グループのビジネスモデルはCDを売ることだと思うんです。CDを売るための大規模な握手会が曲のリリースのたびに開催される。ジャニーズさんは握手会をしないでもCDが売れますけど、最近、ハロプロも握手会などが盛んになってきています。ですので異論もあるかもしれませんが、僕はジャニーズとハロプロの似ているところは、あくまでコンサートの収益、ライブ集客をビジネスの核としていることだと思います。同じアイドルグループでもビジネスモデルは様々ですから、ビジネスモデルが違えば、日々の活動も違ってくる。ライブでファンを楽しませるために彼ら・彼女らが活動をしていることに、ファンが付いて来てるなと感じます。

田幸 ちなみに今、ハロトラ店長さんが一番お好きなグループはどこですか?

ハロトラ店長 僕はハロプロ全体が好きなんですよ。ハロプロメンバーは皆、共通の雰囲気、共通のアイデンティティーのようなものが宿ってる気がします。全グループのライブに行っていますけど、やっぱりモーニング娘。をしっかり応援したいですね。やはりハロプロの旗印ですから。

田幸 その中でも推しの人は?

ハロトラ店長 推しが卒業したときにショックを受けないため、各期ごとに推しを作る「安心システム」をとっています(笑)。モーニング娘。’18では生田(衣梨奈)さん、まーちゃん(佐藤優樹)、小田(さくら)ちゃん、(牧野)真莉愛……などなど、各期にいますね。このくらいまで決めておけば、まぁ安心だろうと(笑)。田幸さんはジャニーズでは――。

田幸 JUMPや、昔からずっと好きなKinKiKidsをはじめとして、様々なグループ、Jr.まで好きなんですよね。基本的には、ジャニーさんのセンスが好きなので、事務所ごと「箱推し」です。ハロプロでは、今は、先ほど少しお話した、こぶしファクトリーですね。

――こぶしファクトリーは若いグループですね、

ハロトラ店長 ハロプロのなかでは比較的最近結成されたグループです。もともとの8人からいろいろあって、今残っているのは5人ですね。こぶしは結束が強い感じがするし、向いている方向性が同じ子たちが残ったという感じもしますね。

田幸 意識の高さとパフォーマンスで核になっている子だけが残った感じですよね。雑味がなくなった、という言い方は語弊がありますが、最近はすごく質の高いものをつくっていますよね。メンバー全員歌が上手いというのは、稀なグループ。リトグリのような売り方をしても良いんじゃないかと思います。井上玲音ちゃんと広瀬彩海ちゃんという「外」(*2 ナイスガールトレイニー)から来た子たちをパフォーマンスの核として、経験もあって人気メンバーの浜ちゃんをグループの中心に据えて、“浜ちゃんと仲間たち”みたいな感じで作られましたからね。

ハロトラ店長 そうですね、確かに最近のこぶしファクトリーをみていると、全員の歌唱力が上がって、力強いボーカルが揃った気がします。楽曲もそこを活かしたものになって来てると思います。

田幸 ナイスガールトレイニーから来た子がリーダーや、パフォーマンスの核となっていましたが、最初はギクシャクしていたんですか?

ハロトラ店長 どうなんでしょう(笑)。 そんなことは感じたことはありません。ただ確かに結成当初はファンや本人も、浜ちゃんが中心のグループだと思っていた気がします。お店では“浜ちゃんファクトリー”と呼ばれていたもの(笑)。ただ良い意味で裏切られましたよね、全員が個性的でストイックなパフォーマーになっていった。これはやっぱり“誤算”なのかな(笑)

田幸 今は野村さんのファンが増えていますけど、現場へ行くとやっぱりピンク(浜浦彩乃のメンバーカラー)が多い。でも曲のつくり方、ソロの配分などはもともと広瀬さんと井上さんがメインで、ここにきて明るく元気な曲で野村さんが中心になっているイメージがあります。

ハロトラ店長 うん、まぁ、だから、ちょっと僕、気になるのは、最近のこぶしファクトリーの曲調が「つらいけどがんばろう!」みたいな感じの曲に偏り過ぎちゃって、『これからだ!』も『明日テンキになあれ』も、とても良い楽曲ではあるのだけど、どこかで雰囲気変えて、明るくコミカルで「楽しい!」感じの曲調を戻した方が、はじけるような気がしないでもないんです。一方、ライバルのつばきファクトリーは、今年の夏に出た3曲で、方向性が固まった気がします。最近のハロプロにはあまりなかった、ハイティーンの女性恋愛のリアル感が見事に彼女たちにハマりました。

田幸 分かります。分かります。

――分かるんですか?

ハロトラ店長 これまでのハロプロって、どちらかというと、初恋みたいな、初めてキュンとしたあの子を好き、みたいなものだったのが、つばきの曲は今夜だけ浮かれたい、みたいな。友達の彼氏とっちゃうくらいの勢いの曲です。

田幸 でも、歌詞がうまいんですよ。メンバーの実年齢は、上の層はこぶしと同じくらいですよね。

ハロトラ店長 9人いて上の二人(山岸理子、小片リサ)が19歳、下は(秋山)眞緒ちゃんが16歳かな。ほぼほぼ女子高生集団ですね。

田幸 こぶしみたいに「歌うま」集団とか、モー娘。の群舞で見せるとか、そういう明確なコンセプトはないですけど、やっぱり楽曲がいい。うらやましいような楽曲ばかり。つばきって、歌の核になる人があんまりいないじゃないですか。モーニング娘。の小田さんのような、とびきりうまいSランクみたいな子がいない。あのスタイルがつばきファンにとっては逆にいいんですかね?
それと、モーニング。娘さんの曲はテンポが早くて、もうコールはできない感じですよね。ちょっと前衛的な表現もあるし、お茶の間にウケるには高尚になりすぎているのかなっていう感じがします。

ハロトラ店長 確か最近のハロプロは「オイ!オイ!」(コール)できる曲って、少なくなりましたね。一番多かったのはベリキュー(*3)の時代かな? コールが入れやすい楽曲だらけでした。今は違いますね。これも時代の流れなのかもしれません。おっしゃるように、ときどきお茶の間向きの楽曲も必要だと思いますね。


*2 ナイスガールトレイニー つんく♂がプロデュースするJポップディーバ(日本流行歌姫)集団プロジェクト。「ハロー!プロジェクト」の研修生とは別の組織だった。

*3 ベリキュー Berryz工房と ℃-uteを合わせた呼び方。



次回続く

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