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お知らせ(ジャニーズとハロー!プロジェクト ~ハマると一直線!“兼ヲタ”の世界~)




滝沢秀明(タッキー)が引退を発表し、注目を集めたジャニーズ。
モーニング娘。が今年20周年を迎え、新グループの結成も話題のハロー!プロジェクト。

今、追っていて面白い、このふたつの芸能事務所は「兼ヲタ」が多いといわれます。

2018/7刊行の『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』の刊行記念!

ジャニーズウォッチャーであり、ハロー!プロジェクトの現場にも頻繁に足を運ぶ、田幸和歌子さんと、モーニング娘。のリーダーだった道重さゆみの軌跡に迫った『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)を出版したハロトラ店長さんの対談が実現!!

担当(推し)への愛が駄々洩れの、異色対談!!
(毎週金曜日配信予定)

目次

第1回   「剛健」=「まーどぅ」は、ジャニーズにハマる導火線?(2018/10/05配信)
第2回   3年前のJUMP、今のJUMP(2018/10/05配信)
第3回   “うれしい誤算”がグループを飛躍させる(2018/10/12配信)
第4回   ジャニヲタとハロヲタはアイドルの見方が似ている?(2018/10/12配信)
第5回   “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力(2018/10/19配信)
第6回   ジャニー喜多川のクリエイティビティ(2018/10/19配信予定)
第7回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題1(2018/10/26配信予定)   
第8回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題2(2018/10/26配信予定)
第9回    メンバーを入れ替えて継続させるのか問題(2018/10/26配信予定)
第10回  現場の話(2018/11/02配信予定)
第11回 「(ハロプロの)全体がボヤッと好きなんです」(ハロトラ店長)
    「ジャニーさんが一番熱量を注いでいるところって、やっぱり見ていて面白いんですよ。そこについて行こうと」(田幸)(2018/11/02配信予定)

(プロフィール)
田幸和歌子
ジャニーズウォッチャー/ドラマ評論家。ネット・紙媒体問わず、ジャニーズ関連の記事を数多く執筆している。著者に『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』(アールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。サンデー毎日(8-19-26 夏季合併合)にて、Hey!Say!JUMPへ念願のインタビュー。いい子たちであることを再認識し、さらに応援に力が入る。

ハロトラ店長
プラチナ期のモーニング娘。のパフォーマンスに衝撃を受けて2011年よりハロプロファンに。2013年にはファンが集まれるお店『ハロー!トライブ』(https://www.hellotribe.jp)を秋葉原に開店。マツコ・デラックスや松岡茉優の出演したテレビ番組でたびたび紹介され、今や全国からハロプロファンが集まるBARのオーナー。著書に『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)。IT企業社長の顔も持つ。

 


  

第5回 “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力
(2018/10/19配信)

 

ハロトラ店長 48系や坂道グループのビジネスモデルはCDを売ることだと思うんです。CDを売るための大規模な握手会が曲のリリースのたびに開催される。ジャニーズさんは握手会をしないでもCDが売れますけど、最近、ハロプロも握手会などが盛んになってきています。ですので異論もあるかもしれませんが、僕はジャニーズとハロプロの似ているところは、あくまでコンサートの収益、ライブ集客をビジネスの核としていることだと思います。同じアイドルグループでもビジネスモデルは様々ですから、ビジネスモデルが違えば、日々の活動も違ってくる。ライブでファンを楽しませるために彼ら・彼女らが活動をしていることに、ファンが付いて来てるなと感じます。

田幸 ちなみに今、ハロトラ店長さんが一番お好きなグループはどこですか?

ハロトラ店長 僕はハロプロ全体が好きなんですよ。ハロプロメンバーは皆、共通の雰囲気、共通のアイデンティティーのようなものが宿ってる気がします。全グループのライブに行っていますけど、やっぱりモーニング娘。をしっかり応援したいですね。やはりハロプロの旗印ですから。

田幸 その中でも推しの人は?

ハロトラ店長 推しが卒業したときにショックを受けないため、各期ごとに推しを作る「安心システム」をとっています(笑)。モーニング娘。’18では生田(衣梨奈)さん、まーちゃん(佐藤優樹)、小田(さくら)ちゃん、(牧野)真莉愛……などなど、各期にいますね。このくらいまで決めておけば、まぁ安心だろうと(笑)。田幸さんはジャニーズでは――。

田幸 JUMPや、昔からずっと好きなKinKiKidsをはじめとして、様々なグループ、Jr.まで好きなんですよね。基本的には、ジャニーさんのセンスが好きなので、事務所ごと「箱推し」です。ハロプロでは、今は、先ほど少しお話した、こぶしファクトリーですね。

――こぶしファクトリーは若いグループですね、

ハロトラ店長 ハロプロのなかでは比較的最近結成されたグループです。もともとの8人からいろいろあって、今残っているのは5人ですね。こぶしは結束が強い感じがするし、向いている方向性が同じ子たちが残ったという感じもしますね。

田幸 意識の高さとパフォーマンスで核になっている子だけが残った感じですよね。雑味がなくなった、という言い方は語弊がありますが、最近はすごく質の高いものをつくっていますよね。メンバー全員歌が上手いというのは、稀なグループ。リトグリのような売り方をしても良いんじゃないかと思います。井上玲音ちゃんと広瀬彩海ちゃんという「外」(*2 ナイスガールトレイニー)から来た子たちをパフォーマンスの核として、経験もあって人気メンバーの浜ちゃんをグループの中心に据えて、“浜ちゃんと仲間たち”みたいな感じで作られましたからね。

ハロトラ店長 そうですね、確かに最近のこぶしファクトリーをみていると、全員の歌唱力が上がって、力強いボーカルが揃った気がします。楽曲もそこを活かしたものになって来てると思います。

田幸 ナイスガールトレイニーから来た子がリーダーや、パフォーマンスの核となっていましたが、最初はギクシャクしていたんですか?

ハロトラ店長 どうなんでしょう(笑)。 そんなことは感じたことはありません。ただ確かに結成当初はファンや本人も、浜ちゃんが中心のグループだと思っていた気がします。お店では“浜ちゃんファクトリー”と呼ばれていたもの(笑)。ただ良い意味で裏切られましたよね、全員が個性的でストイックなパフォーマーになっていった。これはやっぱり“誤算”なのかな(笑)

田幸 今は野村さんのファンが増えていますけど、現場へ行くとやっぱりピンク(浜浦彩乃のメンバーカラー)が多い。でも曲のつくり方、ソロの配分などはもともと広瀬さんと井上さんがメインで、ここにきて明るく元気な曲で野村さんが中心になっているイメージがあります。

ハロトラ店長 うん、まぁ、だから、ちょっと僕、気になるのは、最近のこぶしファクトリーの曲調が「つらいけどがんばろう!」みたいな感じの曲に偏り過ぎちゃって、『これからだ!』も『明日テンキになあれ』も、とても良い楽曲ではあるのだけど、どこかで雰囲気変えて、明るくコミカルで「楽しい!」感じの曲調を戻した方が、はじけるような気がしないでもないんです。一方、ライバルのつばきファクトリーは、今年の夏に出た3曲で、方向性が固まった気がします。最近のハロプロにはあまりなかった、ハイティーンの女性恋愛のリアル感が見事に彼女たちにハマりました。

田幸 分かります。分かります。

――分かるんですか?

ハロトラ店長 これまでのハロプロって、どちらかというと、初恋みたいな、初めてキュンとしたあの子を好き、みたいなものだったのが、つばきの曲は今夜だけ浮かれたい、みたいな。友達の彼氏とっちゃうくらいの勢いの曲です。

田幸 でも、歌詞がうまいんですよ。メンバーの実年齢は、上の層はこぶしと同じくらいですよね。

ハロトラ店長 9人いて上の二人(山岸理子、小片リサ)が19歳、下は(秋山)眞緒ちゃんが16歳かな。ほぼほぼ女子高生集団ですね。

田幸 こぶしみたいに「歌うま」集団とか、モー娘。の群舞で見せるとか、そういう明確なコンセプトはないですけど、やっぱり楽曲がいい。うらやましいような楽曲ばかり。つばきって、歌の核になる人があんまりいないじゃないですか。モーニング娘。の小田さんのような、とびきりうまいSランクみたいな子がいない。あのスタイルがつばきファンにとっては逆にいいんですかね?
それと、モーニング。娘さんの曲はテンポが早くて、もうコールはできない感じですよね。ちょっと前衛的な表現もあるし、お茶の間にウケるには高尚になりすぎているのかなっていう感じがします。

ハロトラ店長 確か最近のハロプロは「オイ!オイ!」(コール)できる曲って、少なくなりましたね。一番多かったのはベリキュー(*3)の時代かな? コールが入れやすい楽曲だらけでした。今は違いますね。これも時代の流れなのかもしれません。おっしゃるように、ときどきお茶の間向きの楽曲も必要だと思いますね。


*2 ナイスガールトレイニー つんく♂がプロデュースするJポップディーバ(日本流行歌姫)集団プロジェクト。「ハロー!プロジェクト」の研修生とは別の組織だった。

*3 ベリキュー Berryz工房と ℃-uteを合わせた呼び方。



次回続く

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滝沢秀明(タッキー)が引退を発表し、注目を集めたジャニーズ。
モーニング娘。が今年20周年を迎え、新グループの結成も話題のハロー!プロジェクト。

今、追っていて面白い、このふたつの芸能事務所は「兼ヲタ」が多いといわれます。

2018/7刊行の『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』の刊行記念!

ジャニーズウォッチャーであり、ハロー!プロジェクトの現場にも頻繁に足を運ぶ、田幸和歌子さんと、モーニング娘。のリーダーだった道重さゆみの軌跡に迫った『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)を出版したハロトラ店長さんの対談が実現!!

担当(推し)への愛が駄々洩れの、異色対談!!
(毎週金曜日配信予定)

目次

第1回   「剛健」=「まーどぅ」は、ジャニーズにハマる導火線?(2018/10/05配信)
第2回   3年前のJUMP、今のJUMP(2018/10/05配信)
第3回   “うれしい誤算”がグループを飛躍させる(2018/10/12配信)
第4回   ジャニヲタとハロヲタはアイドルの見方が似ている?(2018/10/12配信)
第5回   “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力(2018/10/19配信)
第6回   ジャニー喜多川のクリエイティビティ(2018/10/19配信)
第7回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題1(2018/10/26配信予定)   
第8回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題2(2018/10/26配信予定)
第9回    メンバーを入れ替えて継続させるのか問題(2018/10/26配信予定)
第10回  現場の話(2018/11/02配信予定)
第11回 「(ハロプロの)全体がボヤッと好きなんです」(ハロトラ店長)
    「ジャニーさんが一番熱量を注いでいるところって、やっぱり見ていて面白いんですよ。そこについて行こうと」(田幸)(2018/11/02配信予定)

(プロフィール)
田幸和歌子
ジャニーズウォッチャー/ドラマ評論家。ネット・紙媒体問わず、ジャニーズ関連の記事を数多く執筆している。著者に『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』(アールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。サンデー毎日(8-19-26 夏季合併合)にて、Hey!Say!JUMPへ念願のインタビュー。いい子たちであることを再認識し、さらに応援に力が入る。

ハロトラ店長
プラチナ期のモーニング娘。のパフォーマンスに衝撃を受けて2011年よりハロプロファンに。2013年にはファンが集まれるお店『ハロー!トライブ』(https://www.hellotribe.jp)を秋葉原に開店。マツコ・デラックスや松岡茉優の出演したテレビ番組でたびたび紹介され、今や全国からハロプロファンが集まるBARのオーナー。著書に『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)。IT企業社長の顔も持つ。

 


  

第4回 ジャニー喜多川のクリエイティビティ
(2018/10/19配信)

 

――本書は、ももち(嗣永桃子)がプロフェッショナルとして挙げられていますが、その存在は、ハローの中では大きかったですか?

ハロトラ店長 大きかったですね。彼女はすごく頭が良かったし、先生を志望していただけあって、後輩への指導力にもかなり優れていたんですよね。そういうふうにちゃんと両面が揃っている人は、なかなかいないんじゃないかと思います。

田幸 プレイングマネージャーの部分って、本人が表で見せているものと、違いますものね。

ハロトラ店長 そうですね。僕は、彼女のおもての部分に関しては、実は彼女の作り出した“かわい子ぶるキャラ”から、どこかのタイミングで普通にトークに絡んでいくキャラに変えたほうが得策だと思っていたんですよ。確かに彼女が苦労して作り上げたイメージが出来上がって、テレビでも、コンサートでも、そこにスポットが当たって、相手からいじられるように計算されていたと思うんですけど、芸能界で一人でやって行くとき、そこが邪魔になることもあるので、タレントになるには、そっちの方が広がりがあると思っていたんだけれど、もともと辞める気だったのか、と思ってですね。この本では、ももちと知念くんが対比されていますね。知念くんは何歳くらいからジャニーズに入っているんですか?

田幸 小学校のときですね。

ハロトラ店長 ああ、やっぱり英才教育だったんですね。JUMPはずいぶん前にデビューしたなっていうイメージがあるんですけど、まだ若いんですよね。

田幸 JUMPは小学校からやっている子だらけです。若くしてデビューしているので、これだけいろいろな経験を積んで、まだこの若さというのは、絶対的な強みだと思います。

ハロトラ店長 もう平成が終わっちゃうわけじゃないですか? 新元号になったときにJUMPは、平成時代の僕らから見た「昭和JUMP」みたいな名前になってしまって、なんかちょっと古くなっちゃうような……。そんな心配ないですか?

田幸 「平成をJUMPしていく」わけだから、終わるわけではない、むしろこれからなんですよ(笑)。それに、「全員平成生まれ」ということで、昭和世代から敵視されたことも少なからずあったので、ここから親しみやすさが増していくのでは。やっぱり今って、親近感を持たれないと難しいところがあるじゃないですか。以前は「ちっちゃくて生意気」みたいなイメージを持っている人もいたので、いい塩梅に年齢を重ねてきたと思うんです。ジャニーズってお茶の間的には、若手より大人グループの方が人気ありますからね。

ハロトラ店長 それは本当に思いますね。TOKIOとかSMAPとか嵐とか、日本で嫌いな人はいないんじゃないですかね? 一般に広く受け入れられている。すごいことだと思います。ただ熱量という点ではJr.のファンの人はすごいですね(笑)。うちのスタッフにJr.好きの子がいるんですが、もう日本全国を回っていますよ。2人いて、1人はこの間デビューしたKing & Princeの(永瀬)廉くん。デビューしたら、したで、大変そうです。もう1人は、なぜかどうしても名前を教えてくれないんですが(笑)。

Jr.はデビュー前から、グループをつくるんですよね? けっこうグループがいますね。あれはやっぱり全部がデビューできるわけではないんですか?

田幸 できませんね。

ハロトラ店長 それは厳しいですね。年に一組とか、そんなもんですか?

田幸 いや、続く時期もありますが、3年に1回とか4年に1回くらいです。キンプリは4年ぶりです。

ハロトラ店長 それは、かなり厳しいですね。だったらこう、まとめてひとつのグループにしたいという気持ちも分かります。メンバー選考はがジャニーさんの一存で決められているとすると、ジャニーさんのクリエイティビティで成り立っているわけじゃないですか。閃きというか。そうするとデビュー時の選考の経緯というのは、彼のクリエイティビティの経緯であったということになりますか?

田幸 まさにそうです。だから私は、次にどんな手を見せてくれるかというところに、ときめきを感じるんです。でも、Jr.ファンはどちらかと言うと、Jr.のユニットをあれこれ変えずに、そのままの形で経験して、デビューしていってほしいという人の方が数は圧倒的だと思いますよ。

――横からですが私はそっちです。そのままでいってほしいです。

ハロトラ店長 たぶん普通のファンはそうですよね。ハロプロで言ったら、デビュー時に、つばきとこぶしをごちゃ混ぜにして、又分けるみたいな、そんなことでしょう? それは確かに怒るファンも多いでしょうね。



次回続く

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第1回   「剛健」=「まーどぅ」は、ジャニーズにハマる導火線?(2018/10/05配信)
第2回   3年前のJUMP、今のJUMP(2018/10/05配信)
第3回   “うれしい誤算”がグループを飛躍させる(2018/10/12配信)
第4回   ジャニヲタとハロヲタはアイドルの見方が似ている?(2018/10/12配信)
第5回   “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力(2018/10/19配信)
第6回   ジャニー喜多川のクリエイティビティ(2018/10/19配信)
第7回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題1(2018/10/26配信予定)   
第8回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題2(2018/10/26配信予定)
第9回    メンバーを入れ替えて継続させるのか問題(2018/10/26配信予定)
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第11回 「(ハロプロの)全体がボヤッと好きなんです」(ハロトラ店長)
    「ジャニーさんが一番熱量を注いでいるところって、やっぱり見ていて面白いんですよ。そこについて行こうと」(田幸)(2018/11/02配信予定)

(プロフィール)
田幸和歌子
ジャニーズウォッチャー/ドラマ評論家。ネット・紙媒体問わず、ジャニーズ関連の記事を数多く執筆している。著者に『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』(アールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。サンデー毎日(8-19-26 夏季合併合)にて、Hey!Say!JUMPへ念願のインタビュー。いい子たちであることを再認識し、さらに応援に力が入る。

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第4回 ジャニヲタとハロヲタはアイドルの見方が似ている?
(2018/10/12配信)

 

ハロトラ店長 僕、ジャニーズファンとハロプロファンはアイドルの見方が似ていると思うんですよ。さっきの話で言う、そのメンバーの「素(す)」というか、そのキャラを愛している。顔が綺麗だとか、スタイルがいいという以上に、その人の内面に、その人の面白さとか、興味の本質があって、そこを愛しているような、そういう愛で方が、共通だと感じるんですよね。

田幸 ハロとジャニって、“ステージありき”じゃないですか。JUMPはグループのパフォーマンスが魅力なので、本当はステージを見てほしいんです。ただ、ジャニーズの中でも、お茶の間にウケるのは断然バラエティ力の高いグループですし、キャスターなどで知名度が上がるところもありますし。

ハロトラ店長 JUMPはダンスパフォーマンスも、フォーメーションで魅せられるグループですよね?

田幸 そうなんです。ただ、音楽番組に出ると「寄り」が多くなって、「もうちょっとフォーメーションを見せてよ」「固定カメラで良いから」みたいな思いはあります(笑)。テレビではフォーメーションダンスを見せる限界がありますよね。パフォーマンスという面では、一度はぜひライブで見てほしい。

――JUMPはもともとステージで鍛え上げられて、そのなかで伊野尾くんのブレイクなどでお茶の間に来たイメージがあります。今、King & Princeというグループが出てきていますが、その辺はいかがでしょうか。

田幸 King & Princeはこれまでの“ジャニーズの理論”にはのっていない、マネジメントの上手さがありますね。

ハロトラ店長 年齢的にはJUMPと一緒くらいですか?

田幸 いや、もうちょっと下です。若手という括りで言うと、今年の『24時間テレビ』パーソナリティを務めたSexy Zoneで、『ごちバトル』に個人で出ている中島健人くんが特にハロヲタに人気あるんですよ。面白いですよね。

ハロトラ店長 僕はSexy Zoneなら菊池風磨くんが好きですね。あの根拠のない自信というか(笑)。

田幸 それはJUMPの話じゃないけど、ハロプロファンの方に注目していただくのは、ありがたいですね(笑)。

ハロトラ店長 学生時代、ああいう男子は学年に1人か2人いて、人気がありました。思い出します。

田幸 確かに風磨くんは学校の人気者みたいな、そういうリアルな一面があります。JUMPの有岡(大貴)くんもそうですが、「リア恋」と言われる枠ですね。クラスメイトのようなリアルな感じがある。



次回続く

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モーニング娘。が今年20周年を迎え、新グループの結成も話題のハロー!プロジェクト。

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第1回   「剛健」=「まーどぅ」は、ジャニーズにハマる導火線?(2018/10/05配信)
第2回   3年前のJUMP、今のJUMP(2018/10/05配信)
第3回   “うれしい誤算”がグループを飛躍させる(2018/10/12配信)
第4回   ジャニヲタとハロヲタはアイドルの見方が似ている?(2018/10/121配信)
第5回   “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力(2018/10/19配信)
第6回   ジャニー喜多川のクリエイティビティ(2018/10/19配信)
第7回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題1(2018/10/26配信予定)   
第8回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題2(2018/10/26配信予定)
第9回    メンバーを入れ替えて継続させるのか問題(2018/10/26配信予定)
第10回  現場の話(2018/11/02配信予定)
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    「ジャニーさんが一番熱量を注いでいるところって、やっぱり見ていて面白いんですよ。そこについて行こうと」(田幸)(2018/11/02配信予定)

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田幸和歌子
ジャニーズウォッチャー/ドラマ評論家。ネット・紙媒体問わず、ジャニーズ関連の記事を数多く執筆している。著者に『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』(アールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。サンデー毎日(8-19-26 夏季合併合)にて、Hey!Say!JUMPへ念願のインタビュー。いい子たちであることを再認識し、さらに応援に力が入る。

ハロトラ店長
プラチナ期のモーニング娘。のパフォーマンスに衝撃を受けて2011年よりハロプロファンに。2013年にはファンが集まれるお店『ハロー!トライブ』(https://www.hellotribe.jp)を秋葉原に開店。マツコ・デラックスや松岡茉優の出演したテレビ番組でたびたび紹介され、今や全国からハロプロファンが集まるBARのオーナー。著書に『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)。IT企業社長の顔も持つ。

 


  

第3回 “うれしい誤算”がグループを飛躍させる
(2018/10/12配信)

 

田幸 グループでのデビューは、単純な足し算にならないという、難しさと面白さがありますよね。こぶしファクトリーなんか、出来たときは、浜ちゃん(浜浦彩乃)の人気で持って行くグループだったハズが、野村さん(みな美)が歌唱力でも人気でも意外な伸びを見せたっていうところが、こぶしの面白さですよね。

ハロトラ店長 野村さん、こぶしファクトリーでは今、一番人気じゃないですかね?

田幸 野村さんは、以前は、歌唱力ではそれほど目立つほうじゃなかった。やはり広瀬(彩海)さん・井上(玲音)さんあってのものだったのが、真面目な性格と熱心なレッスンによって、めきめきと力をつけて歌唱力が上がって、ダンス・パフォーマンスも格好良くて。グループでやっていると、思いがけないメンバーが伸びてくれるという面白さがあります。JUMPだとそれが伊野尾(慧)くんです。かつては画面でも見切れることの多かった伊野尾くんがこんなに新規ファンを連れてきてくれるなんて。しかも、彼はそのときどきにファンが見たいものを非常によく理解し、提供してくれているんです。

ハロトラ店長 この本に書かれていましたね。先ほどお話しした兼ヲタの女の子も「グッと来たのは、ここ1、2年ですよ」と言っていました。

田幸 これはうれしい誤算ですよ。

ハロトラ店長 誤算って(笑)。

田幸 昔から応援している伊野尾くんファンにとっては「私だけが分かる伊野尾くん」だったのに、こんなに人気が出るとは、という誤算。最新シングル『COSMIC HUMAN』のフォーメーションも、出だしは伊野尾くんと山田くんのフロントから始まっている。あまり気づきませんでしたが、この二人の声、意外と相性が良いんですよ。伊野尾くんは特徴的な声をしていますが、ピアノを習ってきただけに、音感があるので、合わせる巧さがあったというのは発見でした。
伸びるグループって、絶対、うれしい誤算があります。例えば嵐の大野(智)くん。もともと彼はパフォーマンスの要ではあり、歌もすごい上手かった。でもかつての嵐は、お茶の間的には松潤やニノが有名で、相葉ちゃんはジャニヲタ人気がすごく高くて、櫻井くんは家柄・学歴・顔立ちと揃っていて――大野くんはそこまで知名度がなかったんですよね。でも、嵐が世間で認知されつつあったときに、「歌の上手い子がいるぞ」「このイイ声、誰の声?」と歌番組でざわつかれたのが、ソロで踊っていた大野くんです。しかも、絵も上手い、ダンスも上手い、アーティスト気質というのが、続々と出てくる。SMAPが国民的人気となった要因にも、草彅くんが演技力で注目されたことがすごく大きかった。グループアイドルは、色々なことを計算して作られているはずなのに、計算外のところがあって初めて大きく飛躍する、というところはある。
モーニング娘。のまーちゃん(佐藤優樹)も、つんく♂さんはのぞいて、会社としては計算外の部分があったんじゃないかと思います。入るときにけっこう反対されたらしいという噂もありますよね。

ハロトラ店長 いや、そういうことがネットで囁かれることはありますけど、実際、どうだったのかは僕らにはわかりません。ただ、僕はオーディションの時から「佐藤さんは受かるな」という印象でした。当時はまだ、モーニング娘。のオーディションはテレビでやっていて、選考過程をファンに見せてくれてたんですよね。モーニング娘。を見ていて僕が感じていることは、そのメンバーの「素(す)」が多くの人に好感を持たれるかどうか。今のアイドルに必要な条件ってそこだと思っているんです。「素」の部分を出して嫌われるような子では、いくら可愛いらしい顔をしていてもずっと何かで表面を覆っていなければいけない。今はそういう作られたアイドル性の時代ではなくて、その子の「素」の部分を見て、みんなに勝手に好まれたり、癒されたりする人物を取りたいはず。僕はあのときの佐藤さんにすごく好感を持ったんですね。あんなに面白い子だと知ったのは入ってからですが、大正解でしたね。

田幸 しゃべると無邪気で、突拍子もないことを言ったりして、すごく面白いんですけど、一方で大人っぽくて、格好良くて、オーラがあるパフォーマンスをする。そのギャップには驚かされます。

ハロトラ店長 そうですね。僕もああいう色気を醸し出す方向に行くとは思ってなかったですね。どっちかというと、そういうことを嫌うタイプなのかなと思っていた。でも、全然、普通にやっていますからね。小田さくらさんの影響かもしれないですね(笑)。

田幸 ”天真爛漫“に見えて、しっかり考えていますよね。

ハロトラ店長 そう思います。ご存知のように彼女は思ったことを言語化するのがわりと苦手な方なんですよね。言語化するときに、ちょっと変な表現になっちゃって、それが個性的で面白いのですが、考えていること自体は真っ直ぐで、その時の彼女の年齢なりの可愛らしさ、その彼女の「素」が彼女の人気の根幹になっていると思います。

 

次回続く

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モーニング娘。が今年20周年を迎え、新グループの結成も話題のハロー!プロジェクト。

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第1回   「剛健」=「まーどぅ」は、ジャニーズにハマる導火線?(2018/10/05配信)
第2回   3年前のJUMP、今のJUMP(2018/10/05配信)
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第4回   ジャニヲタとハロヲタはアイドルの見方が似ている?(2018/10/12配信)
第5回   “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力(2018/10/19配信)
第6回   ジャニー喜多川のクリエイティビティ(2018/10/19配信)
第7回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題1(2018/10/26配信予定)   
第8回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題2(2018/10/26配信予定)
第9回    メンバーを入れ替えて継続させるのか問題(2018/10/26配信予定)
第10回  現場の話(2018/11/02配信予定)
第11回 「(ハロプロの)全体がボヤッと好きなんです」(ハロトラ店長)
    「ジャニーさんが一番熱量を注いでいるところって、やっぱり見ていて面白いんですよ。そこについて行こうと」(田幸)(2018/11/02配信予定)

(プロフィール)
田幸和歌子
ジャニーズウォッチャー/ドラマ評論家。ネット・紙媒体問わず、ジャニーズ関連の記事を数多く執筆している。著者に『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』(アールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。サンデー毎日(8-19-26 夏季合併合)にて、Hey!Say!JUMPへ念願のインタビュー。いい子たちであることを再認識し、さらに応援に力が入る。

ハロトラ店長
プラチナ期のモーニング娘。のパフォーマンスに衝撃を受けて2011年よりハロプロファンに。2013年にはファンが集まれるお店『ハロー!トライブ』(https://www.hellotribe.jp)を秋葉原に開店。マツコ・デラックスや松岡茉優の出演したテレビ番組でたびたび紹介され、今や全国からハロプロファンが集まるBARのオーナー。著書に『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)。IT企業社長の顔も持つ。

 


  

第2回 3年前のJUMP、今のJUMP
(2018/10/05配信)

田幸 最初、厳しかったのは、山田くんにグループの顔としての仕事や個人仕事が集中してしまったことです。とにかく印象が強いので、仕事量や知名度の差がかなりありました。ハロプロ現場に行くと、そこまで歓声の差がないので良いなと思いますが、ジャニーズの中でも、特にJUMPは、以前は歓声の差がすごかったんですよ。同じ曲の中で、一人ひとりがセリフを言っても、山田くんだけが圧倒的人気すぎて、山田くんのときに叫ぶ心積もりでファンは見ているので、その前のメンバーのセリフは「助走期間」になっちゃうんです。絶叫するために息を溜めてる、むしろ吸い込んでいる!っっていう瞬間になっている(笑)。ツアーごとにグループのペンライトが作られるジャニーズと違って、ハロプロの場合はキングブレードを好きなメンバーカラーで固定するじゃないですか? だから何色が多いなとかは分かるんですけど、そこまでの声援の差というのは、私が行く範囲では感じないです。ファンの数が多くなくとも、それはそれで大きな声を張り上げて熱心に応援する。ジャニーズだと、ドームとか会場の規模が大きいので、声援の大きいメンバーと小さいメンバーの差というのが顕著に出てしまう。メンバー全員が個々に大きな声援を浴びる現在の状況に上ってくるまでには、みんなきつかっただろうと思います。

ハロトラ店長 メンバーが10人近くいると、人気の差がかなり出てくるのはしょうがないかもしれませんね。会場に出れば一目瞭然みたいなところもありますよね。

田幸 ただ、前著『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』を出した3年前と今回では、グループの状況は違っています。以前はそれこそ山田くん以外は「人数が多すぎて覚えられない」と言われたり、グループ全体が「子供すぎる」と言われていました。そこから少しずつ露出を増やし、これからJUMPがくるぞと感じる時期に前著を出したんです。『24時間テレビ』の効果や、『めざましテレビ』などで活躍している伊野尾(慧)くんのブレイクもあって、グループ人気が一度流行りモノ的に一気に上昇しました。今はそうした流行りモノ時期を過ぎて、「あ、『ヒルナンデス』の子!」とか「月9の『デート』に出てた子!」とか「『めざましテレビ』の子」などとメンバー一人一人の認知度が上昇し、グループ全体としても大きく底上げされた状況です。

 

――今、岡本圭人くんが留学で活動を一時休止していますが、メンバーが活動から抜けてしまうというのは、ファンとしてはどうなんですか? 

 

田幸 どんなに前向きな理由があったとしても、もちろんファンにとっては寂しいことです。ジャニーズはけっこうダメージが大きい気がします。

ハロトラ店長 それはハロプロでも大きいですよ。常にそこに至るまでの過程でファンが形成されているわけですから。やっぱり「誰ヲタ?」みたいな話になっていくなかで、その梯子をパッと外されるわけですから、オオ……となりますよね。事務所としても辞められるとやっぱり大変だと思います。ハロプロでは『ハロプロ研修生発表会』というイベントがあります。ジャニーズで言うジャニーズJr.の発表会みたいなもので、年に何回かあって、まだデビュー前の子をお客さんがお金払って見に行く。好きな人はデビュー前からずっと見ているんですよね。だから逆に言えば、研修生時代にだいたいどのメンバーがどのくらいのファンを持っているか、事務所は把握していると思うんですよね。ただグループの人気は単純にそのときのメンバー人気の足し算にはならないので、シンメとかカップリングとかそういう関係性でそれ以上の人気が出ることもあると思います。もちろん、パフォーマンスの成長性やメンタリティーの変化など、その変化の振り幅も人気の要因になる。そうやって愛でてきたメンバーが卒業するのは、メンバー本人としては考えた上でのことであっても、ファンにはなかなかにしんどいですね。

 

次回続く

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滝沢秀明(タッキー)が引退を発表し、注目を集めたジャニーズ。
モーニング娘。が今年20周年を迎え、新グループの結成も話題のハロー!プロジェクト。

今、追っていて面白い、このふたつの芸能事務所は「兼ヲタ」が多いといわれます。

2018/7刊行の『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』の刊行記念!

ジャニーズウォッチャーであり、ハロー!プロジェクトの現場にも頻繁に足を運ぶ、田幸和歌子さんと、モーニング娘。のリーダーだった道重さゆみの軌跡に迫った『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)を出版したハロトラ店長さんの対談が実現!!

担当(推し)への愛が駄々洩れの、異色対談!!
(毎週金曜日配信予定)

目次

第1回   「剛健」=「まーどぅ」は、ジャニーズにハマる導火線?(2018/10/05配信)
第2回   3年前のJUMP、今のJUMP(2018/10/05配信)
第3回   “うれしい誤算”がグループを飛躍させる(2018/10/12配信)
第4回   ジャニヲタとハロヲタはアイドルの見方が似ている?(2018/10/12配信)
第5回   “歌うま集団”こぶしファクトリーの魅力(2018/10/19配信)
第6回   ジャニー喜多川のクリエイティビティ(2018/10/19配信)
第7回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題1(2018/10/26配信予定)   
第8回   2人が思うモーニング。娘の凄さと、テレビ出て問題2(2018/10/26配信予定)
第9回    メンバーを入れ替えて継続させるのか問題(2018/10/26配信予定)
第10回  現場の話(2018/11/02配信予定)
第11回 「(ハロプロの)全体がボヤッと好きなんです」(ハロトラ店長)
    「ジャニーさんが一番熱量を注いでいるところって、やっぱり見ていて面白いんですよ。そこについて行こうと」(田幸)(2018/11/02配信予定)

 

(プロフィール)
田幸和歌子
ジャニーズウォッチャー/ドラマ評論家。ネット・紙媒体問わず、ジャニーズ関連の記事を数多く執筆している。著者に『Hey!Say!JUMP 9つのトビラが開くとき』『Hey!Say!JUMP 9つの星、それぞれの輝き』(アールズ出版)、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版)などがある。サンデー毎日(8-19-26 夏季合併合)にて、Hey!Say!JUMPへ念願のインタビュー。いい子たちであることを再認識し、さらに応援に力が入る。

ハロトラ店長
プラチナ期のモーニング娘。のパフォーマンスに衝撃を受けて2011年よりハロプロファンに。2013年にはファンが集まれるお店『ハロー!トライブ』(https://www.hellotribe.jp)を秋葉原に開店。マツコ・デラックスや松岡茉優の出演したテレビ番組でたびたび紹介され、今や全国からハロプロファンが集まるBARのオーナー。著書に『道重さゆみという生き方』(メトロポリタン新書)。IT企業社長の顔も持つ。

 


  

第1回「剛健」=「まーどぅ」は、ジャニーズにハマる導火線?
(2018/10/05配信)

田幸 初めまして。お店の名前は存じ上げておりました。一度入ってみたかったので、今日は楽しみにしておりました。よろしくお願いいたします。

ハロトラ店長 ありがとうございます。僕はジャニーズにはあまり詳しくなかったのですが、今回のためにお店に来るお客さんたちにいろいろ教えてもらったりして、「Hey!Say!Jump!」も勉強しました(笑)。本書も楽しく拝読しました。本の中では山田(涼介)くんの部分が多いですが、田幸さんは山田くんが担当(推し)なのでしょうか?

田幸 というよりやはり彼の物語が相当グループの物語のメインになっているので、必然的に山田くんの分量が多くなった経緯があります。

ハロトラ店長 道重(さゆみ)さんのようなものですね。どうしてもメンバーによって物語性の厚さに違いはあるでしょうからね。

田幸 そうですね。もともと山田くんがやっぱり人気で、知名度もあったので。

ハロトラ店長 『3年B組金八先生』に出演した子は八乙女光くんですかね。うちお店にもけっこう多くの兼ヲタのお客さんが来てくれますが、24、25歳くらいの方ですと、その頃の印象が強いみたいです。

田幸 ジャニとハロの兼ヲタですと、グループはどこ、メンバーは誰を兼ねている人が多いんでしょうか。

ハロトラ店長 ハロートライブの女性客では、大学生から30代前半くらいまでの方が、よくうちに来る年齢層ですが、世代的にはSexy Zoneが多い印象です。あと「Hey!Say!Jump!」もやはり多いかな? ちょうどこの間、もともとハロヲタだった地方の女性がジャニーズのファンになったらしく、ヲタ活の帰りに寄ってくれたことがあったんですけど、その方はもともとモーニング娘。のファンだったのが、去年の末のテレビ番組『ベストアーティスト2017』でSexy Zoneとコラボしたところから、Sexy Zone にも興味が行って、それでSexy Zone の誰だったかな? 「尊敬する先輩」がA.B.C-Zの戸塚(祥太)くんという子――。

田幸 じゃあ、佐藤勝利くんだ。

ハロトラ店長 そう! それでA.B.C-Zを見てみたら今度はそちらへ「ハマッてしまった」というお客さんでした。

田幸 そこまで行っちゃったんだ。いきなりジャニヲタ的にも一番ディープなところまで潜っていった感じですね(笑)。

ハロトラ店長 彼女が言うには、A.B.C-Zは全然テレビに出られないのだけど、もともと舞台とかそっち系がメインなので、しょっちゅう東京へ見に来ているんだそうです。お店の性格上、あまりジャニーズの話にならないので、実際は僕が把握しているよりもたくさんいると思います。ここ1、2年、ジャニーズさんと、ハロプロが上手くコラボするテレビ番組が多くなっていますよね。どちらのファンからも評判がとても良い。先ほどの例のようにハロプロからジャニーズに流れる人もいますが、圧倒的に逆のパターンの方が多い。僕、あれはハロプロの方が得していると思っています。ファンの絶対数が違うのでね、関ジャニ∞やSexy Zoneとのコラボ企画で、ジャニオタさんがハロプロを知って、兼オタになったと言うパターン。そうやって兼ヲタになったお客さんが言うには、ジャニーズにはシンメという文化があって、それが「まーどぅー」(*1)の概念と似ているらしくて、そこからハマッたという話もよく聞きましたね。

田幸 「まーどぅー」に重ね合わせて語られてきたのがV6の「剛健」。森田(剛)くんと三宅(健)くん。そこを兼ねているファンはけっこういるんですよ。でも工藤(遥)さん、もう卒業しちゃいましたけどね……。

ハロトラ店長 そうですね。ジャニーズは卒業がないので、そこがハロプロとの大きな違いですね。ハロプロはいつか卒業しないといけない。活動中は恋愛禁止ということになっているみたいなので、僕、卒業後はおおいに恋愛してほしいと思っています(笑)。いつかは普通の女性としても成功しないといけないわけですからね。とにかくハロプロには卒業が前提にあって、いつかいなくなる、そして誰かが入ってくる。そうやって回転していく。ジャニーズはグループができたら、ずっと同じメンバーのままで、新たにメンバーが加わることはないですもんね。

田幸 それは、そうですねぇ。CDデビューにあたって、新規メンバーが加わったり、既存のJr.ユニットから選抜されたりして作られることが多いですから。JUMPなんかまさにそうですけど、既存のグループを解体して作られ、デビューから漏れるメンバーがいることもあって、最初はちょっと風当たりが強いところなんてケースもあります。

ハロトラ店長 主要メンバーが選ばれたのはYa-Ya-yahとJ.J.Expressでしたっけ? JUMPにリーダーはいるんですか?

田幸 いないんですよ。表の看板はずっと山田くんで、グループを引っ張ってきたのも山田くんに見えます。リーダー的な役割は、年上の薮(宏太)くんですが、“包容力系”で、グイグイ引っ張るというよりも優しく包み込む。優しいお兄ちゃんタイプですね。

ハロトラ店長 JUMPは外から見ると、歌やダンスがうまい子がいたり、俳優として活躍する子がいたり、バラエティで光る子がいたりという感じで、メンバー内の役割が上手くいっているように見えます。ファンの人たちも、たぶんそういうところにグループの魅力を感じているんじゃないかという気がします。

                                     

*1 まーどぅー モーニング娘。10期の佐藤優樹と工藤遥の2人を指す呼び名。対照的な名コンビぶりで、ファンから絶大な人気を博していた。


次回続く

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